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私がホームページ制作に関わり始めて、約17年になります。
スマートフォンがまだ普及していなかった頃からWeb制作を続けてきましたが、その間、技術も集客方法も大きく変わりました。
それでも、ずっと変わらないことがあります。
ホームページは、作っただけでは成果を生まない。
成果が出ているサイトを見ると、公開後も数字を見て、仮説を立て、実際に改善しています。
逆に、どれだけきれいなサイトを作っても、公開したまま何もしなければ、そこから大きく成長することは難しいと感じています。
17年間いろいろなWebサイトに関わってきた今、私たちは「ホームページは、企業の営業を支えるツール」だと考えています。
この記事でわかること
- 01 成長するホームページと伸びないホームページの違い
- 02 ホームページを「営業サポートツール」と考える理由
- 03 サイト制作前に決めておきたい目的とターゲット
- 04 集客と成約をどう考えればいいのか
- 05 問い合わせ改善につながった実際の事例
- 06 公開後にホームページをどう育てていくのか
この記事のまとめ
- ホームページは「作って終わり」ではなく、継続して育てることで価値が高まる
- 大切なのは数字を見ることだけではなく、数字をもとに実際に改善すること
- BtoBでは営業支援、BtoCでは集客から契約までなど、事業によってサイトの役割を設計する
17年間Web制作をして感じる「伸びるサイト」の共通点
私がホームページ制作に関わり始めた頃は、まだガラケーが中心の時代でした。
通信速度や表示容量を気にしながら制作していた頃から、スマートフォン、SNS、動画、SEO、広告、そして生成AIまで、Webを取り巻く環境は大きく変わっています。
では、成果が出るホームページの条件もまったく変わったのでしょうか。
実際には、本質的なところはそれほど変わっていないと思っています。
成果につながっているサイトは、公開後も継続して手が入っています。
- アクセス状況を見る
- 問い合わせ数を見る
- ユーザーの動きを確認する
- コンテンツを追加する
- 導線を変えてみる
- 結果を見て、また改善する
逆に伸びにくいのは、「ホームページを作ること」自体がゴールになってしまったケースです。
DF VIEW
どれだけPDCAを考えて、どれだけ数字を見ても、実際に動かなければ何も起きません。
サイトを成長させるうえで一番大切なのは、完璧な分析よりも、仮説を立てて実際に改善し、その結果を見ることだと感じています。
ホームページの目的は「作ること」ではない
ホームページ制作を始めるとき、最初に確認したいのが目的です。
私自身、フリーランス時代には、お客様から言われた内容をそのまま形にしてしまい、「なぜこのサイトを作るのか」を十分に深掘りできなかった経験があります。
今振り返ると、ここは非常に重要です。
たとえば同じコーポレートサイトでも、
- 新規の問い合わせを増やしたい
- 営業担当者の商談をサポートしたい
- 商品の理解を深めたい
- 採用応募を増やしたい
- 会社の信用を高めたい
では、必要な情報も導線もまったく変わります。
だから、制作会社を選ぶときも「どんなサイトを作ってくれるか」だけではなく、その制作の先にどんなリターンをつくるのかまで考えることが大切です。
今考えるホームページの役割は「営業サポートツール」
17年間Web制作に関わってきて、今の私たちがホームページを一言で表すなら、「営業を支えるツール」です。
ただし、企業によって営業の形は違います。
BtoBなら、営業活動を支える
BtoBでは、ホームページだけですべての商談が完結するとは限りません。
問い合わせ前に担当者が会社を調べたり、商談後にサービスページや事例を見たり、社内稟議のために情報を確認したりすることがあります。
そのため、
- サービス内容
- 他社との違い
- 導入事例
- 技術情報
- よくある質問
- 会社としての信用情報
などを用意し、営業担当者が説明している内容をWebでも確認できる状態にしておくことが重要です。
BtoCなら、集客から契約までを考える
一方、BtoCではWebサイトそのものが販売・集客の中心になるケースもあります。
広告やSEO、SNSなどからユーザーを集め、商品やサービスを理解してもらい、問い合わせ、予約、購入まで進んでもらう。
この場合は、集客だけでなく「来てくれた人をどう成約につなげるか」までサイト内で考える必要があります。
BtoBとBtoCでは役割が違いますが、共通しているのは、ホームページを事業から切り離して考えないことです。
成長するホームページは「集客」と「成約」を見る
ホームページの成果を考えるとき、私たちは大きく2つに分けて考えます。
- 集客:必要なユーザーにサイトへ来てもらう
- 成約:来てくれたユーザーを問い合わせ・購入・応募などにつなげる
アクセスが増えても問い合わせが増えなければ、導線やコンテンツに問題があるかもしれません。
逆に、成約率が高くてもアクセスが少なければ、SEO、広告、SNSなど集客側を強化する余地があります。
「アクセスを増やす」と「来てくれた人を成約につなげる」は、分けて考える。
そうすると、次に何を改善すべきなのかが見えやすくなります。
数字を見るのは、見えない課題を見つけるため
会社経営では、売上や利益、経費などの数字を見ながら経営判断をします。
ホームページも似ています。
アクセス数、検索キーワード、クリック、離脱、問い合わせ数、CVRなどを見ることで、感覚だけでは分からない問題が見えてきます。
ただし、数字を見ること自体が目的ではありません。
たとえばアクセスはあるのに問い合わせが少なければ、
- サービスの魅力が伝わっていない
- 料金が分からない
- 実績が足りない
- 問い合わせボタンが見つけにくい
- ユーザーが欲しい情報までたどり着けない
など、いくつもの仮説が考えられます。
そこから優先順位を決め、実際にサイトを変更して、また数字を見る。
この繰り返しが運用だと考えています。
問い合わせ4倍・会員数2倍。大きな改善が「小さな変更」から生まれることもある
サイト改善というと、大規模なリニューアルを想像するかもしれません。
でも、必ずしもそうではありません。
ダブルファクトリーが関わったサイトでは、スマートフォンで問い合わせにつながるボタンを画面下部に追従させるなど、ユーザーが「見つけやすい・押しやすい」導線へ変更したことで、大きく数字が改善した事例があります。
実際に、あるケースでは問い合わせ数が約4倍、別のケースでは会員数が約2倍になりました。
もちろん、すべてのサイトで同じ結果になるわけではありません。
ここで伝えたいのは、「追従ボタンを入れれば4倍になる」ということではなく、ユーザーが行動するときの小さなストレスを見つけて改善することの重要性です。
DF VIEW
Webサイトの改善は、必ずしも派手な施策である必要はありません。
ユーザーが見やすいか。迷わないか。押しやすいか。
こうした当たり前の部分を一つずつ改善することで、結果が大きく変わることがあります。
成長するホームページを作る4つのSTEP
STEP1|目的・ターゲット・KPIを決める
最初に決めるのはデザインではありません。
何のためにサイトを作るのか、誰に見てもらうのか、何を成果とするのかを決めます。
- 目的:問い合わせ、採用、認知、営業支援など
- ターゲット:誰に何を伝えるのか
- KPI:アクセス、資料請求、問い合わせ、応募など
ターゲットも最初から完璧に当てる必要はありません。
仮説を立て、公開後の数字や実際のお客様の声を見ながら修正していきます。
STEP2|情報と導線を設計する
次に、「どの情報を、どこに置くか」を設計します。
ダブルファクトリーでは、ワイヤーフレームを使いながら、ユーザーがどのページを見て、どこへ進み、最終的にどんな行動を取るのかを考えます。
デザインも重要ですが、その前にユーザーが迷わず必要な情報へたどり着ける構造を作ることが重要です。
STEP3|その会社にしかないコンテンツを増やす
ホームページを成長させるうえで、コンテンツは重要な資産になります。
ただ、記事を大量につくればいいという話ではありません。
- 実際の導入事例
- お客様からよく聞かれる質問
- 営業担当者が説明していること
- 技術者が持っている専門知識
- 商品の選び方
- 実際に検証して分かったこと
こうしたその会社だから出せる情報をWeb上に積み上げていきます。
SEOやAI検索を考えるうえでも、単に文章量を増やすのではなく、実際のビジネスから生まれた情報を出すことを大切にしています。
STEP4|集客して、数字を見て、改善する
サイトができたら、SEO、広告、SNSなどを使って必要なユーザーへ届けます。
SEOは中長期的にコンテンツを積み上げられる一方、成果が見えるまで時間がかかることがあります。
広告は比較的早くユーザーへ届けられますが、継続的に費用が発生します。
どちらが正解という話ではありません。
事業、予算、競合、目標まで見ながら組み合わせ、その結果を確認します。
制作会社に「丸投げ」するだけでは、サイトは育ちにくい
17年間仕事をしてきて感じるのは、成長するホームページには、お客様側の協力も欠かせないということです。
制作会社だけでは知ることのできない情報がたくさんあります。
- なぜお客様から選ばれているのか
- 営業現場で何を聞かれるのか
- 最近どの商品が伸びているのか
- 競合と何が違うのか
- 社内にどんな技術やノウハウがあるのか
こうした情報を企業側から出してもらい、私たちがWeb・マーケティングの視点で整理し、発信・改善していく。
制作会社と企業が一緒になってサイトを育てられる状態をつくること。
これが、成長するホームページにとって非常に重要だと考えています。
まとめ|ホームページは完成してからがスタート
ホームページを植物に例えるなら、公開は種を植えたところです。
土を整え、水をやり、光を当てながら育てなければ、大きくはなりません。
Webサイトも同じです。
目的を決める。設計する。公開する。集客する。数字を見る。改善する。コンテンツを増やす。
この繰り返しによって、少しずつ営業や採用を支える資産になっていきます。
成長するホームページとは、完成度の高いホームページではなく、継続して改善されているホームページ。
17年間Web制作に関わってきた今、私たちはそう考えています。
よくある質問
ホームページはどのくらいの頻度で改善すればいいですか?
決まった正解はありません。アクセス数や問い合わせ数、事業の変化などを確認しながら、必要な改善を行います。大切なのは「毎月必ず大きく変えること」ではなく、定期的に数字とサイトの状態を確認できる体制をつくることです。
ホームページを作り直さなくても改善できますか?
できます。問い合わせ導線、サービスページ、実績、FAQ、コンテンツなど、現在のサイトを生かしたまま改善できるケースもあります。まず現状を分析して、優先順位を決めることが重要です。
SEOと広告はどちらを優先すればいいですか?
事業や目標によって変わります。すぐに集客したい場合と、中長期的に検索流入を増やしたい場合では施策が異なります。どちらか一方と決めるのではなく、予算や目標に合わせて設計します。
BtoB企業でもホームページから成果は出せますか?
BtoBでは問い合わせ獲得だけでなく、商談前の情報収集、サービス理解、事例確認、社内検討など営業活動を支える役割があります。営業担当者が普段説明している情報をWeb上に整えることも重要です。
公開後の運用まで制作会社に相談できますか?
ダブルファクトリーでは、制作だけでなく、公開後のコンテンツ追加、分析、改善、SEO、マーケティングなども支援しています。現在のサイトをそのまま活用した改善からでもご相談いただけます。
ダブルファクトリーについて
ダブルファクトリー株式会社は、大阪を拠点にWeb制作、コンテンツ制作、SEO、マーケティング、AI活用などを支援しています。
ホームページを「納品して終わる制作物」ではなく、企業の営業や採用を支えるツールとして考え、設計から制作、公開後の運用・改善まで一緒に取り組むことを大切にしています。
今のホームページ、まだ伸ばせるかもしれません
「サイトを作ったまま数年間ほとんど触っていない」
「アクセスはあるけれど問い合わせにつながらない」
「営業にもっとホームページを活用したい」
そんな場合は、いきなりリニューアルするのではなく、まず現在のサイトにどんな改善余地があるのかを見るところからでも大丈夫です。